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最大大手出版社の、自費出版への取り組み、評判


あまり知られていませんが、講談社、小学館、角川書店ら最大手の出版社にももれなく自費出版の部門が存在します。しかし彼らがこの部門に全く力を注いでいないことは、ホームページを見るだけでも明らかです。
例えば講談社の自費出版部門の名前は『講談社出版サービスセンター』などという味気のないものです。まるで同人誌の印刷所のようなネーミングに、すべてが集約されているのではないでしょうか。毎月の刊行数はほとんどありません。実際に出版された方から「執筆のときも、発売後も、ほとんどフォローをしてくれない」という声も聞かれるなど、評判も決して良いとはいえません。

結局、本を出しても売れるかどうかが不確定な無名作家は、彼らにとって相手するに足らない存在だということでしょう。むしろ、文芸社や幻冬舎から出版された無名作家の作品が評判を呼んでいる現状においては、敵視さえしている節があります。出版社と編集者の努力によってのみ才能は発掘されるという彼らの常識が覆され、存在価値そのものを問われかねない事態に直面しているのですから、無理からぬことかもしれません。

また、自費出版をメインに扱っている出版社では、定期的に説明会を行ったりしていますが、大手出版社ではありません。
こういった大手出版社の新人発掘で、メインとなっているのはやはり文学賞です。

前述の通り、たいていの出版社は持ち込みを受け付けていません。
編集者は忙しく、見知らぬ人の作品を読む時間などとてもないからです。
新人賞を開催している出版社としては「持ち込むならそっちに応募してほしい」と思うのが当然です。
ですから、作家志望の方は新人賞を目指すのが一般的な方法です。
賞に応募するに当たっては、さまざまな規定があります。
これは出版社側から与えられる課題のようなものだと私は感じています。自分で出したいものがあるのに、制限をつけられてしまうのは枷のように感じるでしょう。

お金に余裕があるのであればネームバリューから考えて、大手から出したいところでしょう。
数百万から数千万の金額を提示すれば、「スポンサー」的な扱いで出してくれる所も結構あります。

その金額から、詐欺だと訴える人もいるでしょうが、れっきとした商法です。
別に違反ではありませんし、大手から出すというだけで相当割高になります。

書籍の体裁も全く市販の書籍と変らないものが出来ますし、冠を掲げる以上、内容的にもかなり手を入れてくれます。社会的な信用もあるため、一度請けさせてしまえば必ず立派な書籍が出来上がることはとても魅力です。ただし、「大手出版社」としての冠を掲げる以上、内容の審査によっては出版を断られる場合も多いものですし、「いくらお金を積まれても自費出版はしない」という場合もあります。


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